2009年 08月 15日
特急ソニック・新幹線のぞみ・航空利用vs鉄道利用 |
これまで西日本パスによる九州旅行の話をしてきましたが、西日本パスは2日間用でしたので、帰りはノーマルの乗車券と特急券(新幹線はエクスプレス予約によるe特急券)を使いました。
特急ソニック20号→のぞみ26号で新横浜まで帰りました。
ソニックは始発の大分駅から乗車しました。「ソニック20号」は883系の青いソニックでした。
乗車口付近
車体側面。ソニックのエンブレム入り。
デッキ
普通車室内。お馴染みの「ミッキーマウスの耳」がついたような座席。
グリーン車室内。前に報告した通り、普通車との相違は1+2列であることと、シートが革張りであることくらい
大分駅ホームに停車中のソニック。
一部高架となったホーム(久大本線・豊肥本線)。全面高架化の予定。
ソニック20号は速達タイプで、大分~小倉間を1時間17分で結んでいます。大分~小倉間の表定速度は時速100kmほどの俊足です。大分~小倉間では、別府、中津、行橋にしか停車しません。
10:14に大分を定刻で発車し、あっという間に小倉に着いてしまいました。
883系は振り子式電車のため、カーブ通過時に速度をあまり落とさずに済む代わりに船のような揺れ方をします。私は以前この列車で読書していたとき、少し酔ってしまいました。
小倉駅で新幹線乗換ホームに向かいます。新幹線乗換ホームには有人の窓口とエクスプレス券売機が2台設置されていました。エクスプレス券売機の方で予約済みの「のぞみ26号」の特急券を受け取りました。
「のぞみ26号」は11:47発で時間的余裕があったので、新幹線コンコースに入り、軽食と飲み物を買った後、ホームに向かいました。
「のぞみ26号」が発車するホームの様子。夏休み中とは言え、お盆前でもありさほど混雑していませんでした。
「のぞみ26号」が入線。N700系車両(JR東海編成)です。
小倉から新横浜までは4時間半ほどの乗車になるため、8号車グリーン車に乗車しました。
N700のグリーン車はデッキ周り、室内ともに落ち着いた配色となっています。
座席は700系よりかなりグレードアップしており、全座席の肘掛に100Vコンセントを配置し、座り心地も非常によいです。
また、フリーストップの電動式リクライニングとなっています。(写真はスイッチ)
読書灯は以前は荷物棚の下にありましたが、背もたれの端の位置になっており、より明るく手元を照らします。
さて、「のぞみ26号」ですが、小倉~新横浜間では新山口、広島、岡山、新神戸、新大阪、京都、名古屋にしか停車しません。この区間を4時間27分で運転します。最速の「のぞみ58号」は10分短い4時間17分です。下り・上りともに早朝・深夜便は東京~新大阪間を2時間25分で結び、これまでの最速列車より5分短縮しています。
新山口までに軽食を済ませた後、いつの間にか眠ったしまい、起きたのは名古屋あたりでした。新幹線は非常に寝心地がよいです。
防府地区の水害による徐行はありましたが、新横浜には定刻の16:14に到着しました。
大分を出発してちょうど6時間です。
九州へ出かける際は飛行機を使われる方が多いと思いますが、横浜市内でも横浜線界隈や田園都市線界隈では羽田空港までのアクセスが悪く、最もアクセスが便利なバスも道路状況によって所要時間が変わるため、不便な面があります。
また、九州地区の各空港も、福岡、宮崎、北九州以外は空港までのアクセスに1時間~1時間半はかかるため、搭乗手続きのロスタイムを含めると、何だかんだで5時間程度はかかってしまうので、所要時間は新幹線とさほど違いがありません。もっとも乗車時間は圧倒的に鉄道利用の方が長いですが。
また、コストの面でも飛行機はGW、お盆、年末年始は多客期の所定運賃(早期購入割引等がない)でしか搭乗できませんので、以下のとおり大きな差が出ます。
例えば大分~新横浜の場合(片道おとな1人あたり)
航空+バス利用:40,120円(航空運賃37,800円、アクセス用バス運賃計2,320円)
新幹線「のぞみ」グリーン車利用(エクスプレス予約利用時):29,020円(※)
と、航空利用の場合の運賃と比較して11,100円も安くなります。当然ですが新幹線普通車利用の場合はさらに片道あたり7000円ほど安くなります。
※1 エクスプレス予約を利用しない場合でも30,190円で、9,930円安くなります。
※2 「ソニック」は普通車利用時。グリーン車利用の場合は+1,530円です。
うちは妻が飛行機が苦手なため、自動的に鉄道利用になるのですが、GW・お盆・年末年始期間中は新幹線のグリーン車に乗車し、ゆったりした気分で帰っても経済的にかなりお得です。小さなお子様がいらっしゃる家庭ですとグリーン車乗車は厳しい(静粛な雰囲気のため)かもしれませんが、それ以外の場合は検討に値すると思います。
もちろん経済性の面では自動車(高速道路)利用にはかないませんが、ドライバーとなるお父さん、お母さんの負担はもちろん鉄道利用の方が圧倒的に軽いです。お酒も飲めますし…。
気が向きましたらぜひお試しください。
特急ソニック20号→のぞみ26号で新横浜まで帰りました。
ソニックは始発の大分駅から乗車しました。「ソニック20号」は883系の青いソニックでした。
乗車口付近
車体側面。ソニックのエンブレム入り。
デッキ
普通車室内。お馴染みの「ミッキーマウスの耳」がついたような座席。
グリーン車室内。前に報告した通り、普通車との相違は1+2列であることと、シートが革張りであることくらい
大分駅ホームに停車中のソニック。
一部高架となったホーム(久大本線・豊肥本線)。全面高架化の予定。
ソニック20号は速達タイプで、大分~小倉間を1時間17分で結んでいます。大分~小倉間の表定速度は時速100kmほどの俊足です。大分~小倉間では、別府、中津、行橋にしか停車しません。
10:14に大分を定刻で発車し、あっという間に小倉に着いてしまいました。
883系は振り子式電車のため、カーブ通過時に速度をあまり落とさずに済む代わりに船のような揺れ方をします。私は以前この列車で読書していたとき、少し酔ってしまいました。
小倉駅で新幹線乗換ホームに向かいます。新幹線乗換ホームには有人の窓口とエクスプレス券売機が2台設置されていました。エクスプレス券売機の方で予約済みの「のぞみ26号」の特急券を受け取りました。
「のぞみ26号」は11:47発で時間的余裕があったので、新幹線コンコースに入り、軽食と飲み物を買った後、ホームに向かいました。
「のぞみ26号」が発車するホームの様子。夏休み中とは言え、お盆前でもありさほど混雑していませんでした。
「のぞみ26号」が入線。N700系車両(JR東海編成)です。
小倉から新横浜までは4時間半ほどの乗車になるため、8号車グリーン車に乗車しました。
N700のグリーン車はデッキ周り、室内ともに落ち着いた配色となっています。
座席は700系よりかなりグレードアップしており、全座席の肘掛に100Vコンセントを配置し、座り心地も非常によいです。
また、フリーストップの電動式リクライニングとなっています。(写真はスイッチ)
読書灯は以前は荷物棚の下にありましたが、背もたれの端の位置になっており、より明るく手元を照らします。
さて、「のぞみ26号」ですが、小倉~新横浜間では新山口、広島、岡山、新神戸、新大阪、京都、名古屋にしか停車しません。この区間を4時間27分で運転します。最速の「のぞみ58号」は10分短い4時間17分です。下り・上りともに早朝・深夜便は東京~新大阪間を2時間25分で結び、これまでの最速列車より5分短縮しています。
新山口までに軽食を済ませた後、いつの間にか眠ったしまい、起きたのは名古屋あたりでした。新幹線は非常に寝心地がよいです。
防府地区の水害による徐行はありましたが、新横浜には定刻の16:14に到着しました。
大分を出発してちょうど6時間です。
九州へ出かける際は飛行機を使われる方が多いと思いますが、横浜市内でも横浜線界隈や田園都市線界隈では羽田空港までのアクセスが悪く、最もアクセスが便利なバスも道路状況によって所要時間が変わるため、不便な面があります。
また、九州地区の各空港も、福岡、宮崎、北九州以外は空港までのアクセスに1時間~1時間半はかかるため、搭乗手続きのロスタイムを含めると、何だかんだで5時間程度はかかってしまうので、所要時間は新幹線とさほど違いがありません。もっとも乗車時間は圧倒的に鉄道利用の方が長いですが。
また、コストの面でも飛行機はGW、お盆、年末年始は多客期の所定運賃(早期購入割引等がない)でしか搭乗できませんので、以下のとおり大きな差が出ます。
例えば大分~新横浜の場合(片道おとな1人あたり)
航空+バス利用:40,120円(航空運賃37,800円、アクセス用バス運賃計2,320円)
新幹線「のぞみ」グリーン車利用(エクスプレス予約利用時):29,020円(※)
と、航空利用の場合の運賃と比較して11,100円も安くなります。当然ですが新幹線普通車利用の場合はさらに片道あたり7000円ほど安くなります。
※1 エクスプレス予約を利用しない場合でも30,190円で、9,930円安くなります。
※2 「ソニック」は普通車利用時。グリーン車利用の場合は+1,530円です。
うちは妻が飛行機が苦手なため、自動的に鉄道利用になるのですが、GW・お盆・年末年始期間中は新幹線のグリーン車に乗車し、ゆったりした気分で帰っても経済的にかなりお得です。小さなお子様がいらっしゃる家庭ですとグリーン車乗車は厳しい(静粛な雰囲気のため)かもしれませんが、それ以外の場合は検討に値すると思います。
もちろん経済性の面では自動車(高速道路)利用にはかないませんが、ドライバーとなるお父さん、お母さんの負担はもちろん鉄道利用の方が圧倒的に軽いです。お酒も飲めますし…。
気が向きましたらぜひお試しください。
by nitsuho
| 2009-08-15 10:59
| 2009年7月以降(鉄道)