2009年 07月 16日
土日きっぷの旅 2日目(2)陸羽西線、陸羽東線 |
酒田駅近くのラーメン屋で昼食を摂った後、特に何もすることがないので、次に乗車する快速最上川の発車時刻まで40分ほどあるが、入場した。写真は酒田駅全景。
入場すると奇抜なカラーの車両を発見した。団体専用お座敷車両のようだ。JR東日本のびゅうが企画したツアーのようだ。ディーゼルカーでキハ48を改造したものと思われる。
こちらは留置線に在線中の全景。
酒田駅の構内は広く、車庫も見られる。ディーゼルカーが多数在線していた。
こちらは13:43発、酒田始発鼠ヶ関行き普通列車。2両編成でうち1両は国鉄色キハ47であった。
その後、陸羽西線ホーム(0番線)に向かったら、既に快速最上川は入線していた。キハ110系2両編成である。
車体側面には「ゆけむりライン」のロゴが。
これが車内風景。4人用クロスシート、2人用クロスシート、ドア付近のロングシートと一般的なキハ110系の車内である。陸羽西線は「奥の細道最上川ライン」という愛称の通り、最上川に沿って進んでいく。
最上川が見えるのは新庄行きの場合、進行方向左側の2人用ボックスシートである。私は発車の30分近く前にホームについたが、既に2人用ボックスシートはかなり埋まっており、1人も座っていないのは1両目の一番前のボックスだけで、私がそのボックスシートに座ることができた。
車窓からは羽越本線カラーのディーゼルカーが見えた。
そして14時になり、ワンマン快速「最上川」新庄行きが酒田を発車した。酒田~新庄間を51分で結び、文字通り快速列車である。酒田から最初の停車駅余目までの間は羽越本線を走る。余目からは多数乗ってきたが、立ちがでるほどではなかった。
余目からは陸羽西線に入る。陸羽西線内は狩川、古口の2駅しか停車しない。
陸羽西線に入り暫くの間は水田風景である。
狩川発車後しばらくすると、進行方向左側の車窓に最上川が見えてくる。
ただ、最上川が見えるのは僅かな区間だけで、実際には最上川近くを走っているものの、トンネルや国道沿いの集落に遮られている区間が多く、それほど絶景という景色が見られるわけではない。最上峡があるはずだが、それも見えない。そして特に変化のない田園風景を車窓に見ながら進んでいると、すぐに新庄に着いた。
陸羽西線は初乗車で、最上川の絶景を期待していたが、期待はずれであった。
新庄からは陸羽東線、東北本線を経て仙台に向かう快速列車「リゾートみのり」に乗車する。快速最上川が着いた5分後の14:56に新庄を発車するので少し慌しかったが、発車ホームが隣接していたので助かった。
リゾートみのり前景(新庄駅にて)
側面。窓が上に長く伸びているのが特徴。
リゾートみのりのロゴ
リゾートみのりは3両編成で、いずれも普通車指定席である。乗車券のほかに指定席券(310円または510円)が必要となる。なお、指定席券を購入すれば青春18きっぷでも乗車可能である。
また季節列車のため、運転日は限定されており、通常は小牛田までの運転だが、仙台まで延長運転する日もある。この日は仙台行きであった。
陸羽東線・リゾートみのりともに初乗車であることから楽しみにしていた。
車内の様子を見た。きらきらうえつ同様のジョイフルトレインと思っていたが、売店やラウンジなどの設備はなく、座席のみの車両が3両で、一部スペースをとって沿線の観光案内パンフレットが置かれている程度であった。
ただ、座席や車窓は非常に立派だった。また昨秋から走り始めたこともあり、内装は非常に新しかった。キハ48を改造したものだが、その影はどこにも見られなかった。(あえていえば運転台くらいか)
リゾートみのり車内全景(1号車)。運転台後ろに展望スペースがあるのはきらきらうえつと同じ。
座席。特急並みの立派さ。
シートは秋の紅葉を意識したデザイン。
JR東日本の新幹線、特急列車に装備している、リクライニング+座面スライドを装備。
また、シートピッチが非常に広く取られている。東北新幹線はやてよりも広い。
これはリゾートみのり。足が十分に伸ばせとても快適。
こちらは東北新幹線「はやて」。足が前の座席の下に入っている。
14;56「リゾートみのり」は新庄駅を発車した。南新庄を過ぎる辺りまで奥羽本線と並走する。
やがて大きく左にカーブし、山間に入っていく。
リゾートみのりは仙台に向かう場合進行方向右側の車窓が開けている。1号車が先頭となるため、1号車のCD席を指定することをお薦めする。1席に1窓なので番号は関係ない。
進行方向右側の川の風景。これが途中の最上駅付近まで見えつ隠れつする。
そして、中山平温泉駅と鳴子温泉駅の間のトンネルとトンネルの間に深い渓谷風景が見られる。錦秋の季節は本当に絶景なのだろう。沿線唯一の絶景スポットで列車はここで最徐行したが、案内放送がなく非常に不親切であった。
そして沿線最大の温泉郷、鳴子温泉駅に着く。
駅前には不思議な看板が。絵は「なる子ちゃん」なのだそうだ。やはりこけし顔である。
その後も温泉内各駅に停車し、高度を下げていく。途中の道路沿いにこけしが・・・
さらに進むと平地になり、水田地帯が広がる。途中の岩出山駅は、伊達氏や大崎氏にゆかりの深い岩出山城の最寄駅のようだ。
そして、東北新幹線の乗換駅古川を経て、陸羽東線の終点小牛田に着く。ここからは東北本線を南下し、30分ほどで仙台に着いた。
リゾートみのり、車両は素晴らしかったが、ソフト面の努力が足りない気がした。同じ日にきらきらうえつに乗車したのでその差が余計に感じられたのかもしれない。車掌は単に快速列車に乗務したような単調な車内放送しかしない。景勝地の案内もない。その車掌属人の問題なのかは分からないが、有名な温泉地や景勝地を通る季節運転の快速列車なのだから、沿線案内をしっかり行うべきと思った。
きらきらうえつと比べて乗客の数も少なく、乗車率3割程度だった。紅葉シーズンはもっと多くの乗客が乗るのかもしれないが、上記のサービス不足にも原因があるように感じた。
仙台駅で夕食とお土産を買って、18:05発「はやて24号」で家路についた。
今回の土日きっぷの旅で、未乗車の4線(小海線、飯山線、陸羽西線、陸羽東線)を乗り潰したが、前2線に比べ、後2線は風景等のインパクトに欠けた感じがした。
いよいよ夏。次は全線開業50周年のシーサイドライン紀勢本線あたりにでも乗ろうかな・・・。
入場すると奇抜なカラーの車両を発見した。団体専用お座敷車両のようだ。JR東日本のびゅうが企画したツアーのようだ。ディーゼルカーでキハ48を改造したものと思われる。
こちらは留置線に在線中の全景。
酒田駅の構内は広く、車庫も見られる。ディーゼルカーが多数在線していた。
こちらは13:43発、酒田始発鼠ヶ関行き普通列車。2両編成でうち1両は国鉄色キハ47であった。
その後、陸羽西線ホーム(0番線)に向かったら、既に快速最上川は入線していた。キハ110系2両編成である。
車体側面には「ゆけむりライン」のロゴが。
これが車内風景。4人用クロスシート、2人用クロスシート、ドア付近のロングシートと一般的なキハ110系の車内である。陸羽西線は「奥の細道最上川ライン」という愛称の通り、最上川に沿って進んでいく。
最上川が見えるのは新庄行きの場合、進行方向左側の2人用ボックスシートである。私は発車の30分近く前にホームについたが、既に2人用ボックスシートはかなり埋まっており、1人も座っていないのは1両目の一番前のボックスだけで、私がそのボックスシートに座ることができた。
車窓からは羽越本線カラーのディーゼルカーが見えた。
そして14時になり、ワンマン快速「最上川」新庄行きが酒田を発車した。酒田~新庄間を51分で結び、文字通り快速列車である。酒田から最初の停車駅余目までの間は羽越本線を走る。余目からは多数乗ってきたが、立ちがでるほどではなかった。
余目からは陸羽西線に入る。陸羽西線内は狩川、古口の2駅しか停車しない。
陸羽西線に入り暫くの間は水田風景である。
狩川発車後しばらくすると、進行方向左側の車窓に最上川が見えてくる。
ただ、最上川が見えるのは僅かな区間だけで、実際には最上川近くを走っているものの、トンネルや国道沿いの集落に遮られている区間が多く、それほど絶景という景色が見られるわけではない。最上峡があるはずだが、それも見えない。そして特に変化のない田園風景を車窓に見ながら進んでいると、すぐに新庄に着いた。
陸羽西線は初乗車で、最上川の絶景を期待していたが、期待はずれであった。
新庄からは陸羽東線、東北本線を経て仙台に向かう快速列車「リゾートみのり」に乗車する。快速最上川が着いた5分後の14:56に新庄を発車するので少し慌しかったが、発車ホームが隣接していたので助かった。
リゾートみのり前景(新庄駅にて)
側面。窓が上に長く伸びているのが特徴。
リゾートみのりのロゴ
リゾートみのりは3両編成で、いずれも普通車指定席である。乗車券のほかに指定席券(310円または510円)が必要となる。なお、指定席券を購入すれば青春18きっぷでも乗車可能である。
また季節列車のため、運転日は限定されており、通常は小牛田までの運転だが、仙台まで延長運転する日もある。この日は仙台行きであった。
陸羽東線・リゾートみのりともに初乗車であることから楽しみにしていた。
車内の様子を見た。きらきらうえつ同様のジョイフルトレインと思っていたが、売店やラウンジなどの設備はなく、座席のみの車両が3両で、一部スペースをとって沿線の観光案内パンフレットが置かれている程度であった。
ただ、座席や車窓は非常に立派だった。また昨秋から走り始めたこともあり、内装は非常に新しかった。キハ48を改造したものだが、その影はどこにも見られなかった。(あえていえば運転台くらいか)
リゾートみのり車内全景(1号車)。運転台後ろに展望スペースがあるのはきらきらうえつと同じ。
座席。特急並みの立派さ。
シートは秋の紅葉を意識したデザイン。
JR東日本の新幹線、特急列車に装備している、リクライニング+座面スライドを装備。
また、シートピッチが非常に広く取られている。東北新幹線はやてよりも広い。
これはリゾートみのり。足が十分に伸ばせとても快適。
こちらは東北新幹線「はやて」。足が前の座席の下に入っている。
14;56「リゾートみのり」は新庄駅を発車した。南新庄を過ぎる辺りまで奥羽本線と並走する。
やがて大きく左にカーブし、山間に入っていく。
リゾートみのりは仙台に向かう場合進行方向右側の車窓が開けている。1号車が先頭となるため、1号車のCD席を指定することをお薦めする。1席に1窓なので番号は関係ない。
進行方向右側の川の風景。これが途中の最上駅付近まで見えつ隠れつする。
そして、中山平温泉駅と鳴子温泉駅の間のトンネルとトンネルの間に深い渓谷風景が見られる。錦秋の季節は本当に絶景なのだろう。沿線唯一の絶景スポットで列車はここで最徐行したが、案内放送がなく非常に不親切であった。
そして沿線最大の温泉郷、鳴子温泉駅に着く。
駅前には不思議な看板が。絵は「なる子ちゃん」なのだそうだ。やはりこけし顔である。
その後も温泉内各駅に停車し、高度を下げていく。途中の道路沿いにこけしが・・・
さらに進むと平地になり、水田地帯が広がる。途中の岩出山駅は、伊達氏や大崎氏にゆかりの深い岩出山城の最寄駅のようだ。
そして、東北新幹線の乗換駅古川を経て、陸羽東線の終点小牛田に着く。ここからは東北本線を南下し、30分ほどで仙台に着いた。
リゾートみのり、車両は素晴らしかったが、ソフト面の努力が足りない気がした。同じ日にきらきらうえつに乗車したのでその差が余計に感じられたのかもしれない。車掌は単に快速列車に乗務したような単調な車内放送しかしない。景勝地の案内もない。その車掌属人の問題なのかは分からないが、有名な温泉地や景勝地を通る季節運転の快速列車なのだから、沿線案内をしっかり行うべきと思った。
きらきらうえつと比べて乗客の数も少なく、乗車率3割程度だった。紅葉シーズンはもっと多くの乗客が乗るのかもしれないが、上記のサービス不足にも原因があるように感じた。
仙台駅で夕食とお土産を買って、18:05発「はやて24号」で家路についた。
今回の土日きっぷの旅で、未乗車の4線(小海線、飯山線、陸羽西線、陸羽東線)を乗り潰したが、前2線に比べ、後2線は風景等のインパクトに欠けた感じがした。
いよいよ夏。次は全線開業50周年のシーサイドライン紀勢本線あたりにでも乗ろうかな・・・。
by nitsuho
| 2009-07-16 12:30
| 2009年7月以降(鉄道)