カシオペアにはこれまで何度乗っただろうか。少なくとも2010年は2回乗車している。(1月にカシオペアスイートに乗車)
今回は夏のベストシーズンであり、予約に相当苦労した。1か月前売りは×で、海の日3連休の最終日に札幌を発車する列車なので、今後空室が出る可能性は少ないと踏み、JTBのマイプランでキャンセル待ちをかけていたところ、申込から数日後にカシオペアツインの1階を確保でき、さらに数日後、カシオペアツインの2階が確保できたため、この時点で旅行に出かけることを決めた。
札幌駅にはJRタワーがあり、その中に大丸が入っている。地下の食料品売り場で飲食物を探した。今回、ダイニングカーでの食事は予約していなかったからである。
惣菜屋でオードブルのセットや、おにぎりなどを買い、シャンパンとスパークリングワイン(いずれもフルボトル)を調達、保冷材による包装をお願いするという周到ぶり。カシオペアはスイートですら冷蔵庫がないのだ。
その後お土産物を購入し、ホームへ向かった。
16:03頃入線してきた。例によって青いDD51二重連。

今回乗車したのは5号車のツインの2階であった。乗車位置表示。

発車標

カシオペアツインの室内。喫煙車だがタバコ臭は気にならない。

入口のテンキー式ロック。

5号車の表示。


5号車に設置されているミニロビー。

その横にソフトドリンクの自販機。

16:12定刻に札幌を発車。車内放送で本日満室との放送。出発後まもなくJR北海道苗穂工場が見えた。

その後、1本目のスパークリングワインを空けて、酒宴開始。そのうち苫小牧が近づく。コンテナのターミナルはJR貨物苫小牧駅。


苫小牧駅停車。

登別駅停車。

東室蘭が近づき、JR貨物のディーゼル機関車がみえてくる。

続いてコンテナターミナル。JR貨物東室蘭駅。


そして東室蘭停車。


画像がぼけてますが、711系交流電車。

東室蘭を発車。左方向が室蘭駅へ向かう支線で、電化されている。室蘭本線本体は東室蘭から長万部間は非電化区間。

工場の引込み線。工業都市室蘭らしい。

室蘭港にかかる大吊橋。

そして太平洋が見えてくる。水平線上に光が。

洞爺駅到着。夕食にすることにした。大丸地下で購入したオードブル。

左上は「キュベ・ロイヤル・ブリュット」

オードブルとスパークリングワインで何とも贅沢な時間を過ごした。やがて日が暮れて車窓は漆黒の闇につつまれる。車窓の殆どは噴火湾。下りの場合はシーサイドの朝の風景がすばらしい。
そして函館駅に到着。札幌から4時間50分。21時過ぎの到着。「スーパー北斗」だと最速で3時間ジャスト。

この夜は青森発車まで起きていたが、その後就寝。翌朝は郡山~宇都宮間で目が覚めた。
そして大宮直前で線路内人立ち入りの影響で少し遅れ、上野駅に20分ほど延着。牽引機EF81(カシオペアカラーではなかった)。

EF81は恐らくこれが最後だろう。次回乗車時は新鋭EF510に牽引されているだろう。
こうして夏の北海道旅行は終わった。東京は晴れて夏の暑さだった。
異常気象のせいか、北海道の梅雨のような悪天候がいただけなかった。次に夏の北海道を目指すときにはそのようなことがないことを願いたいものだ。
みなさま、新年あけましておめでとうございます。
半年遅れのアップで恐縮ですが、昨夏の特急オホーツク4号(網走→札幌)乗車記です。
道東のドライブ、知床半島の観光を終え、最後の宿泊となった「あばしり湖鶴雅リゾート」を後に、送迎車で網走駅へ向かう。ベストシーズンということで、からっとした晴天を期待して、他の時期よりお高くついてしまった旅行でしたが、結局のところ期待通りの晴天は初日だけであとは雨模様。梅雨のない北海道が入梅したかのように。
この日も雨模様。
特急オホーツク4号は網走を9:30に発車し、札幌に14:45に到着するということで、5時間以上乗りっぱなしになる。さすがに普通車(「スーパーおおぞら」のようなグレードアップ座席でないため)では窮屈であろうと考え、グリーン車に乗車することにした。料金は2倍ですが、致し方ない。
「オホーツク」は国鉄型気動車キハ183系を使用している。道内には他にも「北斗」「サロベツ」で運用されているが、「北斗」の普通車指定席は「スーパーおおぞら」同様のグレードアップ座席になっている。「ボローツク」と揶揄されるゆえんだが、鉄道ファンからすれば「味わい深い車両」ということになるのだろう。
「オホーツク」は4両編成。3号車の半室がグリーン車、2号車半室、3号車の半室、4号車が普通車指定席、1号車と2号車の半室が普通車自由席の編成。
こちらが1号車側。キハ183系「北斗」等と同じ形状(貫通型)。こちらが主流派。

こちらが4号車側。キハ183系オリジナルの先頭形状(非貫通型)。

3号車の入口。グリーン車側にある。

グリーン車の座席。1+2列。

普通車指定席の座席。キハ261系「スーパー宗谷」や789系「スーパー白鳥」と同じもの。

2号車の座席のモタレのうち指定席の座席に「指定席」の刺繍。

9:30定刻で網走を発車。もはや聞かれることの少ない国鉄気動車のオルゴール音を皮切りに、車内設備、各駅の到着時刻等の案内が始まる。進行方向右手に網走湖が見えてくる。しばらく並走。


ツインクルレディ(JR北海道の女性乗務員)の車内改札の後、ドリンクサービス。コーヒー、緑茶、ジュースから選べるが、私はホットコーヒーにした。

後で気付いたが、ドリンクサービスはお替りが可能だ。飲み終わった容器を返す際、お替りの要否を聞かれる。私もお替りをした。
最初の停車駅、女満別に到着した。オホーツクへの空の玄関口。我々も往路はこの女満別空港に降り立った。

ホームには花壇があり、綺麗だった。

次が美幌。ホーム上屋は年季が入っている。国鉄時代からの年代物だろう。


そしてオホーツク側で最も人口の多い中心都市、北見に10:19到着。
グリーン車にも乗客が見られた。

この後、留辺蕊、生田原に停車し、遠軽へ。途中の風景。


11:14、遠軽に到着。この駅はスイッチバック駅となっており、進行方向が逆に。

遠軽の有名な駅弁「かにめし」のスタンド?到着前に注文すれば車内でも味わえる。

いよいよ石北峠越えだが、途中丸瀬布に停車。大きな駅舎が印象的。網走から約2時間。

SLと昆虫の町って何だろう?

丸瀬布を発車すると、いよいよ石北峠越え。どんどん山深くなっていく。次の停車駅は石北峠を越えた後の上川だが、この間の所要時間は約1時間。

じゃがいもの花?

途中の白滝駅。

次の上白滝駅がいわゆる秘境駅。一日一往復しか停車しない駅。下り(網走行き)が7:04、上り旭川行きが17:08。そして上白滝と次駅の上川までの駅間距離が34キロ。この間に石北峠を越える。列車はあえぐような音を立てながら上り勾配を進み、石北トンネルへ。
石北トンネルを抜け、下り勾配になるとスピードアップし、上川駅へ。

雨模様である。

上川を出ると平地を快走。40分ほどで旭川に到着。旭川が近づき田園風景から、市街地へ。

旭川駅は高架工事中。完成が近づいているようだ。

旭川駅には789系「スーパーカムイ」が停車中。同じく札幌行きだが、「オホーツク」より10分ほど所要時間が短く、1時間20分で走り抜ける。メタリックな車体が印象的。

4号車は指定席「uシート」。自由席との設備の差が大きい。

旭川を出ると、さらにスピードアップ。車両が古いためディーゼルエンジン音もひときわ大きくなった。
20分ほどで深川に到着。日本海側へ向かう留萌本線との乗換駅。

この後眠ってしまい、目覚めたら岩見沢に着いていた。この間根室本線の起点、滝川に停車している。

岩見沢からは室蘭本線が分岐している。札幌方面に向かい函館本線と暫く並走する。写真に映っている線路が室蘭本線の線路。

岩見沢の次は終点札幌。30分弱で到着する。大通公園のタワーが見えてくる。

定時で札幌に到着。5時間15分の長旅であった。乗り鉄の自分でもグリーン車でかなり疲れるくらいなので、普通車はあり得ない。ほぼ同じ距離を移動する釧路~札幌と比較し、所要時間が1時間30分程度長く、車両の乗り心地も大差がある。これでは札幌からオホーツク方面への移動にエアを選ぶ人も多かろう。
マニア的には国鉄車両もよいが、早くキハ283シリーズに置き換えたほうがよさそうだ。キハ283に置き換える場合、線路の高速化改良がセットで、そのための設備投資も必要だが、乗客のことを考えると早めに進めてほしいものである。
札幌到着後は、駅周辺でお土産や飲食物の買い込みに。16:12のカシオペア発車までに済ませる必要がある。急がねば。(続く)
レンタカーを無事返した後、駅前ロータリーで待つホテルの送迎バスのところに向かった。
送迎バス(といってもワゴン車のような車)に乗車したのは私たち2名だけだった。
バスは網走駅前を出発し、
北天の丘あばしり湖鶴雅リゾートへ向かった。
15分ほどしてホテルに到着した。ホテルは網走湖にほど近い丘の上に建っていた。実はこのホテルには二度目の宿泊だった。一度目は露天風呂付の「古の座」と言われる部屋で、非常に良い部屋だったが、今回は繁忙期のため空いておらず、新装されたタワー棟の高層階の和洋室を選んだ。
実はこのホテル、フレンチが凝っている。前回宿泊時に食べたが非常に美味しかったので、今回も夕食はフレンチを選びたかったが、先に紹介した古の座以外に泊る場合は夕食にフレンチを選べないと思っていた。実際、旅行会社のプランもネット予約サイトのプランもそうであった。ところがホテルのHPを見てみると、古の座以外の部屋でもフレンチが選べるプランがあった。部屋と食事を自由に組み合わせられるようだった。
かくして、ホテルのHPのプランから夕食がフレンチのプランを予約した。
ホテルには夕方4時頃に着いた。ロビーで飲み物を飲みながらチェックインを行い、部屋に案内された。
これが室内の様子。今年改装されたばかりということで、非常に綺麗であった。

最近流行りのローベッドです。

部屋からは網走湖が一望できる。

館内衣に着替えた後、大浴場へ向かった。前回宿泊時にはイマイチなイメージだったが、今回の印象はさほど悪くない。
そしてお楽しみの夕食。バイキングレストランの中からワインセラーを通って2階へ。2階はレストランとなっている。1組が和食を食べていた。
我々はフレンチのコース「美食家の晩餐」をいただいた。
フルコースディナーで品数が非常に多かったが、品書きをなくしてしまったので、写真と感想のみということで悪しからず。
1品目(前菜)

2品目(前菜)

3品目(スープ) とうもろこし味の冷製。夏の美味。とても甘かった。

4品目(あたたかい前菜) 白身魚とホワイトソース、夏野菜のグリーンアスパラ。いずれも美味。

5品目(魚介料理) あさりのだしのきいたソースといかめしの組み合わせ。いかめしと言っても本物のように甘辛くなく、またイカ臭くなく美味。

6品目(口直し) 爽やかなシャーベット(ソルベ)。レモン味だったかな?

7品目(肉料理) 和牛のグリエ・赤ワインソース+茹でた夏野菜

8品目(デザート) ババロア、それとも牛乳プリン? 道東らしくクリーミーで美味

9品目(茶菓子・コーヒー)

品数豊富で美味であった。凝った料理は少なかったが、道東の新鮮な食材のうまみを活かした美味しい料理だった。
翌朝は網走駅9:30発の特急オホーツク4号に乗車するため、自慢の朝食バイキングを十分に楽しめなかったのが少し残念だったが、前回同様満足な一夜を過ごすことが出来た。(続く)
知床へはこれまで4回訪れていますが、知床岬に出かけるのは初めてです。
知床岬はその名の通り、知床半島の先端に位置しますが、道路が通じていないことから陸路からのアクセスは不可能(探検家と称される方々が徒歩で出かけていることは聞きますが)で、ウトロ港から出る船に乗船して出かけることになります。
ウトロ港からは、いくつもの船が出ており、小型のクルーザーから大型船まで様々あります。
小型クルーザーですと陸地にかなり接近できるので、陸上の様子を見ながら半島の先端まで到達することができます。知床半島はヒグマの密集生息地のため、夏~秋季の場合はヒグマを必ずと言っていいほど目撃できるのだそうです。陸上で鉢合わせにあえば恐怖におののくことになりますが、海上から見る分には怖くありません。欠点は揺れるため船酔いしやすいことでしょうか。
今回は大型船で出かけることにしました。ウトロ港を10時出発ですが、団体客を含め多くの人が乗船していました。大型船は船酔いしにくい反面、陸地に接近できないことです。定置網を仕掛けている箇所が多いことやそもそも水深が浅いところもあるためです。
出発の20分前に乗船しましたが、既に多くの方が乗船しており、座席はかなり埋まっていましたが、進行方向右側の席をようやく確保しました。進行方向右側は岬への往路に半島側の景色が見えます。
クンネポールという絶壁にできた洞穴のようなものを多数目にします。

カムイワッカ湯の滝。陸路からアクセスすると温泉が湧いている箇所で入浴できます。硫黄分を含んでいるため、海の色が白く(黄色く)見えています。陸路の場合はここが行き止まりです。(正式には少し先の知床大橋が行き止まりです)

ヒグマがよく見られるというルシャ川のあたりです。番屋といわれる漁師用の小型の建物が見られますが、定住はしていません。

船は定置網のため陸地に接近できず、ヒグマを発見できませんでした。
これはタコ岩。本当にタコのような形をしており、面白かったです。人工物ではなく自然にできたものなので、何とも不思議です。

更に進むと陸地に建物が。番屋でしょうか。

いくつもの滝が海に流れ落ちているのが見られます。

奇岩絶壁の風景は知床半島名物。眼鏡橋のような岩が見えました。

さらに進むとまた陸地に建物が。工作機械も見られ、テトラポットもあるので護岸工事でもしているのでしょうか。

ウトロ港出港から2時間近く経ち、ようやく半島の先端が見えてきました。知床岬です。


岬付近は小高い平原になっているようです。

そして丘の上には知床岬灯台。

さらに進み、遠く国後島が見えます。(霧がかかっていて見づらいですが)

ここから船はウトロ港に向け折り返します。岬から折り返した直後、クマ発見との船内放送がありましたが、よく見えませんでした。往復で3時間45分。復路のほとんどは寝てすごしました。
ウトロ港には午後2時前に着きました。
ここから今宵の宿「あばしり湖鶴雅リゾート」まで行きます。
知床五湖に寄ろうと思いましたが、クマ出没のため見学できず、網走方面に向かいました。
途中でシカの群れが。

オホーツク海沿岸の小清水原生花園。ワッカの時も同じですが、ほとんど花が咲いていません。
遠くに見えるのは涛沸湖。

その後網走駅前のレンタカー事務所に戻り、車を返却。
駅前から送迎バスで宿に向かいました。(続く)
摩周湖で美しいブルーの湖面にしばし見とれていましたが、次の目的地に向け出発しました。
次の目的地はこれまた道東の有名な観光スポット、野付半島です。摩周から東に向かい海岸線に出ます。
途中、のどかな牧場の風景がよく見られました。
やはり2時間ほどかかって、野付半島に到着しました。ネイチャーセンターの駐車場に車を止めました。
野付半島のトドワラ等に代表される湿地帯はラムサール条約で保護対象とされています。
ここから徒歩でトドワラを見に行けますが、以前にも一度訪れたことがあるので、休憩がてらネイチャーセンターから遠望することにしました。
立ち枯れた木々が何ともいえない雰囲気を醸し出しているトドワラですが、風化が進み立ち枯れた木々も朽ち始めている状況で、そう遠くない時期にこの風景も消失すると言われています。



トドワラへは馬車で行くこともできます。乗客はおらず手持ち無沙汰そうでしたが・・・

ここまで来ると国後島は目と鼻の先です。野付半島からわずか16kmしか離れていないとか。
ネイチャーセンターを後に、羅臼の方に向かいました。進行方向右手の海を隔てて、大きく国後島が見えます。
羅臼で撮影。かなり近く大きく見えます。



中央部に高い山があります。国後島、択捉島ともに火山帯に属しており、1700m~1800m級の山があります。

羅臼の市街地から更に知床半島の先端に向け、海岸線沿いに北東に進むと、やがて相泊という集落にたどり着きます。ここが知床半島の先端、知床岬に最も近い集落になります。山を隔てたウトロ側の海岸線ではこの位置まで到達できません。

地図中、現在地を赤色で示していますが、半島の先端にかなり近いことが分かります。
そして、この位置から国後島はさらに近くはっきりと見えるようになります。


この先道路がないことを示す標識です。車はもちろん、人が歩いて進む道路もありません。ネット上で探検家の人たちがこの先知床岬まで徒歩で出かける記録が出ていますが、海岸線に沿って岬に向かいますが、断崖絶壁の海岸線もあり、命がけで出かけているようです。


相泊は定住者のいる集落ですが、国立公園内にある珍しい集落です。知床らしく野生のシカが道端で見られました。

来た道を引き返し、羅臼から知床峠を経てウトロに向かいました。既に時刻は午後6時前。今宵の宿はウトロ港にほど近い「知床グランドホテル北こぶし」です。
翌朝、知床岬への観光船に乗船するため、港の近くのこの宿にしました。
本館の客室はリニューアルされ、少しお洒落な感じになっていました。

今流行りの布団とベッドの合いの子のようなものが設置されていました。この部屋は以前は普通の和室だったはずですが、モダンになってました。

食事も以前は和食メインでしたが、新装オープンしたバイキングコーナーがあり、そちらで食事をとりましたが、品数も多く美味しかったです。
翌日は知床岬クルーズです。知床半島の先端に初めて行きます。天気が悪いようですが楽しみにしていました。(続く)